海外でエアラインパイロットになる方法(その3)

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パイロット
パイロット

前回に引き続き、海外でエアラインパイロットになる方法 入社試験編です。

入社試験は会社ごとに様々。
面接、学科試験、シミュレーター、身体検査
他にも会社によっては心理的性検査や英語審査、更にチームビルディング等の CRM(クルーリソースマネージメント)などなど

この CRM の審査は受けたことないのですがなかなか興味深いです。
例としては、ブロックやおもちゃのキットを渡され、数名で役割を決めそれを作り上げていくそうです。
コミュニケーション、マネージメント、リーダーシップ等をチェックされるとか・・・

幸いにもベトナムではライセンスを持っている場合、面接、学科試験、シミュレーターのみでした。

 

面接

度重なる書類の再要求を無事にクリアすると最初の面接へ進みます。
最近は Skype 等のオンライン面接が行われているようです。
面接官は数人を相手に各種質問があります。

内容としては、自己紹介から始まって個人的な質問、飛行機の基礎知識、システム、運航に係わる仮想問題等
多岐にわたって質問されます。

時間は15分から1時間程度。

 

学科試験

無事に面接で合格しますと、現地に行って各種の試験を受けます。

まずは学科試験。
これは ATPL の学科試験程度の難易度です。国際法なども数問入っていることもあります。
過去の試験問題がエージェンシーから送られ来ますので、それを勉強すれば何とかなるかと思います。
ただその問題数はかなりの量で、私の時は1000問ほどありました。

エージェンシーを経由せず直接受験する場合は、過去の問題を探し出すのは大変かもしれません。

そこでお勧めの参考書はこれ…Ace The Technical Pilot Interview”
学科試験にも面接用の基礎知識にも使えます。

他の外国人パイロットもこれで勉強した方が沢山いました。
10年前はアメリカから輸入しましたが、今はAmazonで簡単に入手できます。Amazonで試し読みもできますので、一度見てください。

英語で航空知識を整理できるので1冊は持っておきたいバイブルかと思います。 

 

 

シミュレーター審査

学科試験が終わったら、シミュレーターです。
通常はどこも同じようなシナリオのようです。
離陸時に片エンジン故障、出発空港に戻るが天気悪くてゴーアラウンド。もう1回トライして無事に着陸。
よくあるパターンです。

しかし私たちの会社では色々やってくれます。噂ではアジアの航空会社で一番難しいかも・・・(笑)
3つくらいまとめてトラブルを入れてくれました。
油圧系統2つ駄目になり、オートパイロットが使えず、ゴーアラウンド中に片エンジンが火災となって、着陸したらブレーキが効かない。
確か私の時はこんな感じでしたね(汗)

準備としては、一通りメジャーなトラブルはおさらいしておいた方がいいでしょう。

 

最後に

入社試験で最も大事なことは情報収集です。
今はネットでかなり詳しく情報が探れます。有料もありますが貪欲に収集してみてください。

またパイロット同士の横の繋がりも大事です。
いつか海外へ考えている方は特に外国人同士の繋がりは大事です。お互いに助け合う場面が沢山あります。

もし今、外国人と飛ぶ機会のある方は色々話を聞いてみるといいでしょう。
その話の中にいい情報やアドバイス、場合によっては行きたい会社へ紹介してもらえることさえあります。

今は世界中の航空会社が危機ですが、コロナ騒ぎ収まって再び各社採用が始まるのを信じて準備を怠らないようにしましょう。
私も・・・

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

 

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コメント

  1. 安達 より:

    ライセンスを書き換えるとまたATPLの試験を受け直さなくてはいけないとは大変ですね。会社を変えるというのはパイロットにとっては非常に労力のいることなのだと思います。噂でアジアでもっとも大変なシュミレーター審査があるというのは驚きです。イメージではキャセイパシフィック航空やエバー航空、日本のANAなんかは試験や審査が大変そうです。

    • XV9OKXV9OK より:

      安達様
      コメントありがとうございます。
      入社試験の合否の基準はキャセイは厳しいと聞きますね。
      私達のところのシミュレーター審査は「こんなことは絶対起きんやろ」みたいな複合故障があるんですよね・・・(笑)