飛行機のライト

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パイロット
パイロット

夜の空港はロマンティックなライトでいっぱい

今回は飛行機外部に取り付けられている、いろいろなライトのお話。

 

航空灯または、位置灯(navigation light, position light

飛行機の両翼端に付いている左は赤右は緑、お尻に白のライトです。
これは接近する飛行機の進行方向を確認するために、設置されています。

前方に飛行機がいるとイメージしてみてください。
向かって左側に赤、右側がに緑、又は白のライトが見えた場合は、その飛行機は自機と同じ方向に飛んでいます。
逆に左に緑、右に赤が見えた場合は、その飛行機はこちらを向いて近づいて来ているわけです。

お互いが時速800~900km/h 位の速さで飛んでいるので相対速度は1600~1800km/h、真正面に見えたらすぐ回避をしないとヤバいってことですね。

まあ最近は空中衝突防止装置」なるのもが搭載されていますので、遠くから警報を出してはくれますが・・・

 

衝突防止灯 (anti-collision lightまたはbeacon light)


飛行機の胴体の上と下に付いている、赤色のチカチカしているライトです。
最近の飛行機は両翼端にも先ほど説明した航空灯に併設して白色閃光灯(strobo light)が設置されています。
最新型のボーイング787やエアバス350などは、そのライトと輝度が増してとても大きく明るく見えます。

その名の通り航空機相互の衝突を防止するためのライトです。
また地上にいるときは地上のスタッフに、エンジンを回すよ~(回っているよ~)という合図でもあります。
彼氏(彼女)を空港に見送って、止まっていた飛行機のこのライトが点滅始めたら、「エンジンかけるんだな~、行っちゃうんだな~」と涙してください(笑)。

 

着陸灯(landing light)、タクシー灯 (taxi light)

着陸灯は離着陸時に滑走路を照らすための白色の強力ライトです。
飛行機によって違いがありますが、エアバスは主翼の下に格納されており、ONにするとポコッと出てきます。

離陸時、滑走路に進入して離陸の許可が出た時に点灯し、高度が10,000FT (3,000m)に達したら消灯します。
また着陸時は、降下して10,000FT以下に高度を下げてきたら点灯させます。

10,000FTより下は離着陸する航空機だけでなく鳥さん達も飛んでますので、バードストライクを防止すのにも一役買っているとか・・・

タクシー灯は、タクシング中に誘導路を照らす為の白色の灯火です。着陸灯より照度は落ちますがそれでもかなり明るいライトで,前脚に付いています。エンジンをかけて、滑走路に向かって移動開始する時、着陸時は管制塔から着陸許可出たら点灯させます。
飛行場で着陸する飛行機を見ているとき、鼻先の下が明るくなったら、着陸許可出たなって思って間違いありませんね。

 

終わりに

他にも垂直尾翼(背中に付いてる会社のロゴが描かれている翼)を照らすロゴ灯や、主翼の着氷状態を確認する「主翼着氷監視灯 (wing inspection light)」などなど、飛行機は内も外もライトだらけですが、どれも安全確保為に設置されています。

夜の飛行場にデートでも行ったら、LIGHTにLIGHTのウンチクでもこぼして、気分を盛り上げてくださいね。

最後まで読んでいただきましてありがとうございました。

 

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